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高速道路を守る使命と責任感。三方よしを大切にする、中栄の仕事と想い
vol.009
私たちは、高速道路のいつもどおりを陰で支えるプロフェッショナル集団です。
高速道路を毎日安全に使えるのは、決して当たり前のことではありません。
私たち株式会社中栄は、高速道路の維持管理業務を通して、人々の暮らしと物流を守り続けています。大切にしているのは、近江商人の三方よしの心です。協力会社さんを同じ現場の仲間として大切にし、地域や取引先の皆さまと共に成長することを第一に考えてきました。
成果が見えにくい仕事だからこそ、一人ひとりが使命を持って現場に立てるよう、大切にしていることがあります。今回は、私たちが掲げる社訓十ヶ条や、現場を支える仲間たちへの想いをご紹介します。
当たり前を当たり前にする、高速道路を守る使命
中栄が経営方針として一番に掲げているのが、高速道路を守る使命と責任感です。
私たちのメインの仕事は、高速道路の維持管理業務です。高速道路は人もモノも行き交う道で、毎日の暮らしに欠かせません。
そんな大切な道に関わっている以上、使命と責任はきっちり果たしたい。だからこそ、あえて言葉にして大事にしています。
インターネットで注文した商品が翌日に届いたり、新鮮な野菜がスーパーに並んだり。今では当たり前の光景ですが、その裏には高速道路の物流があります。
そして、高速道路をいつもどおり走れる状態に保っているのが、私たちの維持管理の仕事です。

維持管理の仕事には、排水溝の清掃も含まれます。地味に見えるかもしれませんが、実はとても重要な作業です。
ゴミや落ち葉がたまって水が流れなくなると、雨水が車の走る本線にたまってしまいます。時速100km近くで走る車にとって、路面の水はスリップの原因になるんです。事故が起これば通行止めになり、届くはずの荷物も予定通りに届かなくなるでしょう。
排水溝ひとつの掃除が、事故を防ぎ、物流を止めないことにつながっている。私たちの仕事は、そんな作業の積み重ねでできています。

三方よしの心で、協力会社さんとともに
滋賀の会社として、近江商人の三方よしの考え方も大切にしています。売り手よし、買い手よし、世間よし。会社だけが利益をあげても、それでは十分とはいえません。
取引先のみなさん、一緒に働く協力会社さん、そして沿線や地域で暮らす方々。周りのみなさんとウィンウィンの関係で、一緒に成長していけるのが一番だと考えています。
なかでも特に大事にしているのが、協力会社さんとの関係です。
普段は協力会社さんを含めて100名ほどで仕事をしています。ところが冬の雪氷作業の時期になると、必要な人数は3倍以上の300名ほどに膨らみます。
冬だけ増える200名を、中栄だけで集めるのは困難な話です。協力会社さんがそれぞれ声をかけて人を集めてくださるおかげで、毎年の冬を乗り越えられています。

協力会社さんがいてこそ、中栄の仕事は成り立っています。発注する側と受ける側という関係はあっても、上と下で線を引くつもりはまったくありません。
実際、付き合いの長い会社さんばかりなんです。中栄ができる前から一緒に仕事をしてきたところもたくさんあります。組織は違っても、大変な仕事や忙しい時期をともに乗り越えてきた仲間です。
中栄からの発注をメイン事業とされている会社さんもいらっしゃるので、私たちがつまずけば、その影響は協力会社さんで働く方々にまで及んでしまいます。
中栄には、社員とそのご家族がよりよい生活を送れるようにする責任があります。同じ責任を、協力会社さんで働く方々にも感じているんです。
協力会社で働く方々にも「中栄と仕事をしてよかった」と思ってもらいたい。そんな想いでお付き合いを続けています。
信頼を積み重ねてきた歩みと、社訓十ヶ条
振り返れば30年以上前、中栄ができるまでの前身の会社に遡ります。現代表は公共工事の現場に携わっていたこともあり、建設業の知識に明るく、現場業務に活かしてきました。今、現場で従業員が担っている仕事を最初に始めたのも現代表です。
中栄が今日に至るまで最初から仕事の幅が広かったわけではありません。与えられた仕事をコツコツこなし、中栄に任せておけば安心だと思っていただけてから、こういうこともできますよとプラスアルファの提案をしていく。その繰り返しで、少しずつ担える仕事を増やしてきました。
30年以上現場に立ってきた経験や知識を活かし、もっと安全な作業方法や効率のいいやり方を元請けさんに提案することもあります。耳を傾けていただき、実際に採用されることも少なくありません。
長い年月をかけて築いてきた信頼関係があるからこそだと感じています。
現代表が30年以上この仕事と向き合うなかで培ってきた想いやポリシーは、社訓十ヶ条として十の言葉にまとめています。
一.仕事は自ら創るべきものと心得る。
二.自己に与えられた責務は必ず果たす。
三.無駄を省き、絶えず改良を試みる。
四.工夫と研究が前進の第一歩である。
五.思いやりを持ち、他人の立場に立って考える。
六.仕事の大小より、自分の持てる力をすべて出し切ることが尊い。
七.目くばり・気くばり・心くばりを実践しよう。
八.損得ではなく善悪。正しいか正しくないかがすべての行動の判断基準となる。
九.地域に貢献し、社会との調和を目指す。
十.人間としての誠実を尽くすことが、信頼と感謝を生む。
責務を果たし、工夫を重ね、相手の立場に立って考える。どの言葉も、元請けさんや協力会社さんと信頼を築いてきた中栄の歩みと重なっています。

人の手で守る、気づかれにくい仕事だからこそ
少子高齢化で人手が減り、AIの発達でなくなる仕事もあるといわれています。ただ、高速道路の維持管理は、まだまだ人の手でしかできない仕事です。
自動化が難しく、冬には普段の3倍以上の人手が必要になります。人材の確保と育成は、これからも向き合い続ける課題です。
裏を返せば、この先もずっと必要とされる仕事でもあります。だからこそ、一緒に働く仲間を大切にしていきたいと考えています。
道路やトンネル、建物をつくる仕事なら、成果が形になって見えるので達成感も味わいやすいですよね。一方で維持管理は、もともとある状態を保つ仕事です。何も起きないことが成果なので、手応えを感じにくいのも正直なところです。
それでも、うれしい瞬間はあります。元請けさんから、現場の視察をされた際に安全に作業できていたという報告が届くことや、無事故・無災害で業務を遂行してきたことにより、表彰状をいただくことがあります。
お客さまの目に直接触れる部分ではありませんが、高速道路を守るうえではとても大切なことです。一人ひとりが使命を持って動いてくれています。
みんなが自分たちの手で高速道路を守っていると実感できるよう、会社としても安全作業に取り組んでいきます。

高速道路をいつもどおり走れることは、気づかれにくいのが正直なところです。それでも、物流を支え、たくさんの人の暮らしを支えています。
中栄の社員、協力会社のみなさん、取引先のみなさん、そして地域の方々。周りのみなさんと一緒に、当たり前の毎日をこれからも守り続けていきます。